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07_ファームガーデン空詩土(京丹後市)

  • 8月16日
  • 読了時間: 5分

更新日:8月18日






FOCUS


丹後の生産者をご紹介




京丹後市

07_ ファームガーデン空詩土







京丹後市・網野町の山あいで、ブルーベリーを摘む夏。





夏の終わり、静かな空気が流れる京丹後市網野町・島津。

ブルーベリーの木漏れ日が揺れる「ファームガーデン空詩土(そらしど)」さんを訪ね、

夏に行われているブルーベリー摘み体験に参加しました。



風の通るきもちのいい休憩所の先には、鮮やかな花々がお出迎え。

左側には一面にブルーベリー畑が広がっていました。



ファームガーデンにまず足を踏み入れると、入り口には鮮やかな夏の花とともに、

たわわに実ったブルーベリーの木々が迎えてくれます。





ひとくちにブルーベリーといっても、その個性はとてもさまざま。

ここでは、クラシック品種で王道の甘酸っぱさの「ティフブルー」、硬めでしっかりとした甘みが広がる「クライマックス」、柔らかくジューシーな甘さの「ウッダート」、華やかな香りが鼻を抜ける「デライト」、そして、豊かなアロマと食べ応えある大粒の「ノビリス」など、多くのブルーベリーが育てられています。


ひと粒ずつ口に運ぶたびに異なる表情に出会い、どのブルーベリーが好き?と語り合いながら収穫する時間はとても穏やかで楽しく感じられます。

ひとつひとつ丁寧に説明していただきました。摘んでみると色によって品種の違いがわかります。


30分ほどの摘み取り時間でしたが、夢中になってしまうほどあっという間のひととき。

休憩場でいただいた麦茶が大変ありがたく、収穫後も気持ちよく過ごすことができました。





やさしい甘酸っぱさがあり、美味しく、見た目にも美しいブルーベリーを作られるのは、

「ファームガーデン空詩土」の野村加奈子さん。

網野町でブルーベリーをはじめとした果実や野菜を育てられています。

ブルーベリーの木を育て始められたのは、今から約25年前。

「最初は小さな木だったんですよ」

野村さんが振り返る先には、かつて植樹した際に3.5mあけていた間隔が狭まるほどに、豊かな枝葉を広げた木々が並びます。

朝の涼しい時間で加工用のブルーベリーも収穫される野村さん。無駄のない動きで一気に摘み取っていきます。




なぜ、この丹後半島の地でこれほど瑞々しい果実が育つのでしょうか。

空詩土で育てられているのは、果実が熟す前にウサギの瞳のような赤みを帯びることからその名がついた「ラビットアイ系」。寒冷地を好む「ハイブッシュ系」と比べ、網野町がある丹後半島の気候に驚くほどよく馴染むのだとか。木が大きく育ち、収量もたっぷりとれるラビットアイは、梅雨明け頃から収穫期を迎えるため、ヒヨドリなどによる鳥害の被害も少ないのもこの品種ならではの良さです、と野村さんは話します。また、このあたりで晩秋あたりに降る長雨も、ブルーベリーの生育にちょうどいいのだとか。





一方、美しい実りの裏側にあるのは、日々の細やかな手仕事です。

秋になると根が浅いブルーベリーのために株元に有機物を敷き詰めて守り、冬には大剪定を、春には新芽を見極めながら枝を整える。1年を通して行われる工程はそのどれもが重要です。


「去年の大雪で(木々が)折れたから剪定を甘めにしたら、例年以上に大きくなった。やっぱりもうちょっと剪定は必要だったなぁと思っています」と野村さん。

25年目を迎えた今も、試行錯誤の日々を送っているそうです。




米、魚、野菜、果物──。丹後半島では多くの豊かな食が揃いますが、空詩土でつくられるブルーベリーもまた、この豊かな食の風景をつくる大切な一端を担っています。


「地元の皆さんに楽しんでもらえたらうれしい。ここで摘んだブルーベリーを近所の方におすそわけして、人から人へ温かい輪が伝わっていくような農園になったらいいなぁと思うんです」と野村さん。その言葉通り、空詩土のブルーベリーが実りの季節になると、地元の飲食店などに卸され季節のメニューになるなど、たくさんの人に愛されています。また、シークワーサーやルバーブなど、わくわくするようなラインナップが揃う加工品のジャムも大人気。素材にあわせて砂糖もセレクトされており、中でもブルーベリーのジャムでは、ミネラルが豊富でブルーベリーのおいしさを最大限に引き立てる「洗双糖(せんそうとう)」が使用されています。空詩土で作られるジャムはひとつひとつの果物や野菜への深い愛情を感じることのできる商品です。





「ここで摘んだブルーベリーを毎日すこしずつ食べて、健やかになってもらえたら」


ファームガーデン空詩土のブルーベリーには、丹後の豊かな自然と、野村さんの丁寧な時間の積み重ねがまるごと詰まっていました。

ブルーベリー収穫体験は、例年8月の終わりごろまで。

夏のあいだだけ行われる、静かで贅沢なひとときを体験しに、ぜひ足を運んでみてください。

野村さんの温かいお人柄が伝わってくるファームガーデン空詩土のジャム。お忙しい中取材させていただきありがとうございました!




-information-


ブルーベリー収穫体験

期間:(2026年)7月18日~8月31日 7:00am~11:00am

料金:500g 1カップにつき 1,300円。現金支払のみ。

所在地:〒629-3121 京都府京丹後市網野町島津1223-4

駐車場:8台程度

注意事項:

・摘み取りは指定のカップで行ってください。

・収穫はカップの蓋が閉まる程度まで。

・食べ放題ではありません。ご試食程度に味見をして摘み取ってください。

・トイレはありません。

・自然豊かな農園ですので、クモ、ハチ、ケムシ、カマキリ、テントウムシ、ダンゴムシ、ミミズ、アリなどなど生存しています。蚊取り線香は用意してありますが、数に限りがあるため虫よけグッズをご持参ください。

・暑さ対策、熱中症対策を行ってください。

・長靴、汚れても良い靴でお越し下さい。

・休憩スペースあり。混雑時は譲り合いながらご利用ください。

・駐車場は数に限りがあるので、できるだけ乗り合いでお越しください。


*最新情報は空詩土さんのInstagramをご確認ください。








取材日:2026年8月

取材先:ファームガーデン空詩土


Information:


ファームガーデン空詩土

629-3121 京都府京丹後市網野町島津1223-4






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